こんにちは。有川翠雲です。
「美文字」のための「ペンの持ち方」、今回は万年筆です。
美文字を書く上でお勧めなのは万年筆です。
万年筆のペン先は金属ですが、ペン先に柔軟性があり、筆圧の調整により、太い細い、インクの濃淡などの字に表情をつけることができます。
インクの色によっては表情が出にくい場合がありますのでご注意ください。
日頃から万年筆を使っていない方は、慣れるのに少し時間がかかりますが、筆圧に強弱をつけながらペン先を運んでいくことで、独特の味わいのある文字を書くことができます。
見た目にもきれいな筆記用具が万年筆です。
お手紙、一筆箋、メッセージなどを書くのにもピッタリな、特別感のある筆記用具ですね。
インクを変えて書いてみるのもお勧めです。
インクの色が変わると、同じ紙・同じ文面でも全く表情が変わります。
インクの色は何色くらいあるかご存知ですか?
なんと、2000種類もあるそうです。
いろいろな色のインクを楽しむこともお勧めです。
「美文字」のための「万年筆の持ち方3つのポイント」
ポイント1 正しい持ち方で書く
万年筆は50度くらい傾けて、やや寝かせ気味にします。
ボールペンは60度くらいです。
この違いがとても大切です。
頭の中で、親指と人差し指の間の中間に線を引いてください。
その線の延長線上に「切り割り」(ペン先の中心にある線)が来るように持ち、先端のペンポイントが左右均等に紙に接触るように書きます。
こうすると、文字のかすれや、ペン先のひっかかりなどを防ぐことができます。
正しい持ち方で書くことで、滑らかにインクが出るため、スムーズに文字を書くことができます。
また、正しい持ち方で書くと万年筆は長生してくれます。
ポイント2 優しく持ち、力を入れすぎない
万年筆で書くときは筆圧をかけないよう意識してください。
万年筆は毛細管現象によってインクが出てきているため、紙に滑らせるだけで文字が書けます。
力を入れてしまうと、インクがきれいに出なくなってしまいますし、強い筆圧はペン先を痛めてしまいます。
ポイント3 リラックスして、手全体(腕)で書く
万年筆はペン先を紙に触れさせ、滑らせるように動かすだけで文字が書けます。
肩や腕、手、指の先まで力を充分に抜きリラックスして文字を書きましょう。
万年筆で書くとき、指先や手首だけで書こうとせず、手全体を動かすには肘を動かすことが大切です。
肘は手首と90度になるようにし、文字を書くときに腕が小刻みに動く感じです。
是非、今年は「万年筆de美文字」に挑戦してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんの日常生活に「書く楽しみ」をお届けできれば幸いです。
筆記用具の基本的な持ち方はこちらのブログを参考してください。
翠雲ネット書道教室の「美文字オンライン講座」をご存知ですか?
ご興味ある方はこちらをご覧ください。
「テレビ会議による個別レッスン」と「お手本動画」により、時間・場所の制約をなくした新しいタイプのオンライン通信講座です。
ペン字・毛筆で「誰からも愛される文字(美文字)」を楽しく習得いただけます。
無料体験レッスンで「書く楽しさ」をご体感ください。