こんにちは。有川翠雲です。
今回は「美文字」のための「筆ペン 3つのポイント」についてお話します。
一本の筆記用具で字の大きさ、線の太い・細いなどの変化をつけたいときは筆ペンがお勧めです。
しかし、筆ペンは穂先をコントロールするのが難しく、使い慣れるのに時間がかかる少々難易度の高い筆記用具です。
熨斗書きのように「2文字・3文字」だけ、ということであればお勧めできますが、文書となるとかなりの習熟度が必要となります。
「美文字」のための「筆ペン 3つのポイント」
ポイント1 「筆ペンの選び方」
「種類」選び
筆ペンはいつでもどこでも筆文字を書けるように考えられた便利な筆記具です。
筆ペンは大きく分けて毛筆タイプとペンタイプの2種類ありますが、購入する際はどちらのタイプかよく確認してくださいね。
毛筆タイプ
合成繊維素材を使い本物の筆に近い書き心地を再現しています。
毛の弾力を感じながら線を引けるので、太さをコントロールしやすいのですが、慣れないと思ったように「太い・細い」を出せません。
ペンタイプ
フェルトペンのように穂の部分にスポンジがついており、筆を使い慣れない人でも毛筆風の文字を書ける筆ペンです。
「太さ選び」
もう一つ「筆ペンの選び方」で大切なのは「太さ」です。
「中字」「細字」など、書く用途によって使い分けられると良いです。
熨斗書きなどは「中字」がお勧めですが、「お手紙・一筆箋」などの文書は「細字」がお勧めです。
ポイント2 正しい持ち方で書く
一般的なペンと同じように、親指、人さし指、中指が筆ペンを中心に三角形をつくって持ちましょう。
筆ペンは他の筆記用具に比べ、「字を大きく、線を太く」書くことが多いので、力を入れすぎず筆ペンを自由に動かせるように持つことが大切です。
ポイント3 持つ角度に気をつける
筆ペンは小筆と同様80~70度くらいで持つといいと思います。
ボールペンは60度くらいですから、かなり立てて持つことになります。
太い線を書きたいときはもう少し寝かせて、「穂」の腹の部分で書きます。
細い線を書きたいときは垂直に近い角度で、「穂先」の部分で書きます。
どのくらいの「線の太さ」がどのくらいの「角度」で持つといいのか、「ポイント1の種類・太さ」で変わりますから、練習してから「本番」で書いてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんの日常生活に「書く楽しみ」をお届けできれば幸いです。
筆記用具の基本的な持ち方はこちらのブログを参考してください。
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