こんにちは。有川翠雲です。
「鬼滅の刃」を書く。
今回は最強の悪役「鬼舞辻無惨」です。
勧善懲悪ストーリーにおいて、クールで強い悪役は絶対的な存在ですね。
そんな「無惨」のイメージを篆書と草書で書いてみました。
「無惨」は象形文字に近い篆書が似合と思います。
「鬼舞辻」はクールなイメージの草書が似合うと思います。
今回は「筆+PILOTのインクの『山栗』」で書いています。
筆に少し「金色」が残っていたようで、複雑な色合いになっています。
図らずしも、この色も「無惨」のイメージかもしれません。
「無」の篆書は「人が両手に飾りを持って舞うさま(字源NETより)」を表しているとのことです。
この「呪術的なイメージ」が「無惨」のキャラクターにピッタリです。
「無惨」の意味を調べると次のように出てきます。
「無残・無惨・無慙・無慚」
1.(無慙・無慚)仏語。戒律を破って心に少しも恥じるところがないこと。
2.残酷なこと。乱暴なこと。また、そのさま。
3. いたましいこと。あわれなこと。また、そのさま。
これも見事に、「無惨」のキャラクターを表していますね。
「鬼滅の刃」に出てくる人物の「ネーミングと漢字の使い方」はそのキャラクターを的確に表しているものが多いと感心するのは私だけでしょうか?
それとともに漢字の奥深さにも感心させられますね。