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「手書き 暑中見舞い」のお勧め② 「書き方・マナーと手書きお手本」 ハッピーレター 

Suiun Writing School

Happy Letter Club

 

<いざ「暑中見舞い」を書こうと思った時に悩むこと>

 

さあ、「暑中見舞い」を書こうと思ってみたものの、年賀状ほど「差し上げる枚数も・頂く枚数も」少ないので「???」が多いかもしれません。

数が少ないことは、はどなたも同じでしょう。

だからこそ、「手書きの暑中見舞い」を差し上げる価値が高くなりますよね。

でも、経験値が少ないからどう書いていいか分からないことも多いと思います。

今回は次の3つの疑問にお答えしましょう。

 

Q1.目上の人には「暑中お見舞い申し上げます」ではなく「暑中お伺い申し上げます」を使わないと失礼?

Q2.「暑中お見舞い申し上げます」の後は何を書いたらいいの?

Q3.いつまでに出さなくてはいけないの?

さあ、皆さんと一緒に考えてみましょう。

 

 

Q1.目上の人には「暑中お見舞い申し上げます」ではなく

  「暑中お伺い申し上げます」を使わないと失礼?

これにはいろいろな意見があるようです。

私は「暑中お見舞い申し上げます」で失礼にならないと思っています。

理由は「お見舞い」という言葉に「目上の人が目下の人に使う言葉」とは感じないからです。

 

失礼に当たるという意見

ほとんどの人が「暑中お見舞い申し上げます」と書きますが、目上の方に対して「見舞う」というのは、見舞う方が優位に立つことになり、失礼にあたります。「暑中お伺い申し上げます」と書くのが本来のマナーです。

 

失礼にあたらないという意見

「見舞う」「伺う」共に、「訪問する」という共通の意味はありますが、どちらかというと「暑中見舞」という言葉においては、相手のことを気遣う要素が多く含まれているのですが、「伺う」には相手に対する気遣いの意味はありません。だから、「暑中お伺い」だと、「暑い中、伺います」であり、何を伺うのかが分からない文章なんですよね。これが「暑中如何お過ごしかとお伺い申し上げます」のような文章になると意味が理解できるのですが。

ということで、現代のマナー本に書かれているとはいえ、「暑中お伺い申し上げます」が本当に正しいのかは疑問ですし、昔からの慣習はあくまでも「暑中見舞い申し上げます」で、この文章を知らない人も多いことから、慣習通りに使う方が無難でしょう。

 

Q2.「暑中見舞い申し上げます」の後は何をかいたらいいの?

文面構成は次のような項目を書くとよいでしょう。

①暑中見舞いの挨拶

②相手の安否を気遣うことばや無沙汰をわびることば

③自分の近況報告

④相手の健康や息災を祈ることば

 

「暑中見舞い」は「先様への思いやり」を大切にした季節のご挨拶です。

親しい間柄であれば、あまり形式にとらわれず、気持ち伝えることを大切にしたらいいと思います。

例えば、あえて決まり文句の「暑中お見舞い申し上げます」を書かず、「梅雨が明けて夏本番となりましたが、お元気ですか」「暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか」のように書きだし、その時の気持ちを書いたらいいでしょう。

 

Q3.いつまでに出さなくてはいけないの?

暑中見舞いを出す時期には3つの通説があります。

(1)小暑から立秋前日まで(7月7日頃から8月6日頃まで)
(2)土用の入り(7月19日頃)から立秋前日まで
(3)梅雨明けから立秋前日まで

 

個人的には、暑くなってから頂いた方が「お見舞い」感を強く感じられるので、「梅雨明け」がうれしいかなと思いますね。

8月6日に受け取ると「ぎりぎりセーフ」という気もするので、「梅雨が明けて7月中」がうれしいかなと思います。

「立秋以降」は「残暑見舞い」に変わりますよ。

 

 

一筆箋「手書きお手本」

「暑中見舞い」をはがきで書くのも良いですが、一筆箋で「シンプル暑中見舞い」がお勧めです。

1枚に収まらなければ、2枚・3枚でもOKです。

でも、4枚以上になるなら「便箋」で書く方が見栄えがいいでしょう。

5行の一筆箋を使った「お手本」を3つ掲載します。

封筒に入った「手書きの暑中見舞い」が届いたらうれしいですよね。

さあ、皆さんも今年は「手書きの暑中見舞い」に挑戦してください。

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